2009-03-25
【3/27閉店】 「支那そば 八島」@茅場町
行きたかったんです、このお店。
それが、最初で最後になろうとは。

そぼ降る雨の中、開店時間の11時に到着。
入口には「準備中」の文字。
仕方なく、雨の中扉が開くのを待ちます。
シトシトシト…
なかなか開かない扉。
私の後ろには、一人、また一人と行列が伸びていきます。
シトシトシト……
時間は11時15分を過ぎました。
遅いなぁ。
臨時休業じゃないよね?
シトシトシト………
11時20分になる頃、窓ごしの「準備中」の札に手が伸びて「営業中」の文字にひっくり返りました。
「おはようございます」
中から出てきた女性店主に声をかけると、雨の中の行列を見て驚いた顔。
「ごめんなさい、遅くなって。どうぞ」
一番人気の「エビ塩ワンタンメン(1050円)」を注文。
女性店主は、一人で広い店内の注文をこなしていきます。
「おまたせしました。どうぞ」
わぁ~、美味しそう。

うん、美味しい。
スープは、一口含むとまろやかな塩の中に、豊かな潮の香り。
「亀の手」です。
フジツボの仲間の甲殻類です。
八丈島直送なんです。
それが、スープの旨味と香りに奥深さを出してるのです。
塩は店頭POPにも書いてあった「ひんぎゃの塩」。
伊豆諸島・青ヶ島の天然塩です。
高価な調味料です。
丸い塩気の中に、甘味も感じるいい塩なんです。

エビワンタン。
すけすけピンクです。
大ぶりの身が詰まってて、プリプリなんです。
ワンタン部分は、とろける柔らかさなんです。
トゥルンと、官能の舌触りなんです。
でも、
黒胡椒がピリッときいてるんです。
その刺激がまた、
「アタシ、甘いだけの女じゃないわよ」
って言ってるみたいで、
ソソるんです。
麺は柔らかめなんです。
個人的には硬めの麺が好きですが、
たまにはこういう優しい麺もいいかも。
「ごちそうさまでした」
スープまで完食した丼を厨房に寄せて、お会計。
「お待たせして、ごめんなさいね」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
「一人でやってて忙しくて…ホントにごめんなさい」
身振りを交えながら、開店が遅れたことをひたすら詫びる店主さん。
多分、中国の方なんでしょうね。
彼女の訛りと身振り手振りが、そう感じさせます。
先代さん亡き後、
広い店、沢山のメニューを、
女性の細腕で捌いて、支えてきた今までのご苦労を、
何となく想像したりして。
「いえいえ。大変、美味しかったです。ご馳走様でした」
「ありがとうございました~」
「また来ます」という一声をかけられないのが、残念です。
3月27日(金)で閉店なんですって。
もっと早くに初訪しておけばよかった…。
でも、美味しかったです。
「八島」さん、ありがとうございました。
『支那そば 八島 【閉店】』



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それが、最初で最後になろうとは。

そぼ降る雨の中、開店時間の11時に到着。
入口には「準備中」の文字。
仕方なく、雨の中扉が開くのを待ちます。
シトシトシト…
なかなか開かない扉。
私の後ろには、一人、また一人と行列が伸びていきます。
シトシトシト……
時間は11時15分を過ぎました。
遅いなぁ。
臨時休業じゃないよね?
シトシトシト………
11時20分になる頃、窓ごしの「準備中」の札に手が伸びて「営業中」の文字にひっくり返りました。
「おはようございます」
中から出てきた女性店主に声をかけると、雨の中の行列を見て驚いた顔。
「ごめんなさい、遅くなって。どうぞ」
一番人気の「エビ塩ワンタンメン(1050円)」を注文。
女性店主は、一人で広い店内の注文をこなしていきます。
「おまたせしました。どうぞ」
わぁ~、美味しそう。

うん、美味しい。
スープは、一口含むとまろやかな塩の中に、豊かな潮の香り。
「亀の手」です。
フジツボの仲間の甲殻類です。
八丈島直送なんです。
それが、スープの旨味と香りに奥深さを出してるのです。
塩は店頭POPにも書いてあった「ひんぎゃの塩」。
伊豆諸島・青ヶ島の天然塩です。
高価な調味料です。
丸い塩気の中に、甘味も感じるいい塩なんです。

エビワンタン。
すけすけピンクです。
大ぶりの身が詰まってて、プリプリなんです。
ワンタン部分は、とろける柔らかさなんです。
トゥルンと、官能の舌触りなんです。
でも、
黒胡椒がピリッときいてるんです。
その刺激がまた、
「アタシ、甘いだけの女じゃないわよ」
って言ってるみたいで、
ソソるんです。
麺は柔らかめなんです。
個人的には硬めの麺が好きですが、
たまにはこういう優しい麺もいいかも。
「ごちそうさまでした」
スープまで完食した丼を厨房に寄せて、お会計。
「お待たせして、ごめんなさいね」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
「一人でやってて忙しくて…ホントにごめんなさい」
身振りを交えながら、開店が遅れたことをひたすら詫びる店主さん。
多分、中国の方なんでしょうね。
彼女の訛りと身振り手振りが、そう感じさせます。
先代さん亡き後、
広い店、沢山のメニューを、
女性の細腕で捌いて、支えてきた今までのご苦労を、
何となく想像したりして。
「いえいえ。大変、美味しかったです。ご馳走様でした」
「ありがとうございました~」
「また来ます」という一声をかけられないのが、残念です。
3月27日(金)で閉店なんですって。
もっと早くに初訪しておけばよかった…。
でも、美味しかったです。
「八島」さん、ありがとうございました。
『支那そば 八島 【閉店】』



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