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2012-12-04

歴史ある料亭で、「川魚・摘草料理」を初体験。 『飴源』@唐津市

『飴源』看板


創業1838(天保9)年という、
歴史ある料亭に連れて行ってもらった。


『飴源』外観

佐賀県唐津市にある『飴源(あめげん)さんである。
外観写真がピンボケしてしまって申し訳ないが、どっしりと趣のある木造店舗だ。
その個室で、名物の川魚・摘草(つみくさ)料理が頂ける。

私はこちらを訪問するのは初めて。
今回は、両親の勧めで連れてきてもらった。
私が入店するには敷居が高いお店だが(汗)、今日は両親の奢りなのだ。
お父さんお母さん、ありがとうございますm(_ _)m


『飴源』個室から見える景色

そんなわけで、早速店内へ。
個室からは、店の前を流れる玉島川が一望出来る。
この川で獲れる川魚や蟹を提供してくれるのだ。
川魚のコース料理なんて初めてなので、楽しみだわ~♪


『飴源』箸置き

蟹料理が美味しいお店らしく、箸置きも蟹型。
お店の調度品も渋くて素敵なんだけど、細かい部分も凝ってるわ。


『飴源』前菜三種

さて、まずは「前菜三種」が到着。
左から、「ずいきの酢の物」・「すっぽんスープ」・「青菜のおひたし」である。
ずいきの上には食用菊が盛られていて、彩りも綺麗。
すっぽんは初めて食べたけど、上品なお出汁が出るのね。
おひたしも良い味付けで、これからの料理に期待が高まる。


『飴源』「山女の背越し」と「鯉の洗い」と「大根各種」の盛り合わせ(4人前)

続いて、「川魚の刺身」「大根各種」の盛り合わせが登場した。
50~60㎝はある大皿で、これで四人前である。
川魚の刺身は、鯉の洗い・山女(やまめ)の刺身・山女の背越の三種。
その脇を飾るように、紅芯大根・赤大根・黒大根など6~7種類の生の大根と、
ルッコラ、茹でた食用菊が盛られている。
全て、酢味噌と薬味の柚子胡椒を付けて頂く。

刺し身はいずれも美味しい。
臭みが全くなく、弾力のある身は旨みがある。
背越の、骨がコリッと歯に当たるのが楽しいね。
大根各種も色とりどりで綺麗。
赤・白・緑・黒…と目で楽しめる上に、それぞれの味の違いも堪能できる。


『飴源』「山女の塩焼」と「山女の飴焼」盛り合わせ(4人前)

お次は、「山女の塩焼」「山女の飴焼」盛り合わせが運ばれてきた。
これも縮尺がわかりづらいが、
大皿に四人前ずつが盛られていて、かなり大きめの山女だ。


『飴源』山女の塩焼き(1人前アップ)

塩焼きから頂く。
何故か、取り皿には小さなスプーンが付いている。
その理由は……、


『飴源』山女の塩焼き(お腹の中の卵)

なんと!
お腹に大きなを持ってるのである。
山女の卵を食べるのも、私は初めて。
山女って、魚体の割には大きな卵を持つのね。
小ぶりなイクラくらいの大きさはある。
この卵、弾力がありプチッと硬めの食感で、なかなかの珍味。
身は卵持ちで痩せてるはずだけど、ふっくらと軟らかく美味しかった。

もう一つの「山女の飴焼」が、これまた絶品!
頭から食べられる柔らかさで、
飴を付けて照り焼きにしており、甘く香ばしい。
当店の初代・源吉氏は「夏は川魚料理・冬は飴屋」を営んでいたそうで、
『飴源』という屋号はそれにちなんでいるのだとか。
この料理も、かつて飴屋だった技が活きているのだろうか。


『飴源』ツガニの姿煮(4人前)

さてさて、ここで本日のメインが登場した。
「ツガニの姿煮」である。
「ツガニ」とは関東でいうモクズガニの事で、上海蟹の仲間の川蟹だ。
これも大皿で四人前分が盛られて出てきた。
ちなみに、手の出演は父である(笑)。

一人分が雌と雄の一匹ずつで、計二匹。
四人前では八匹のはずなんだけど、この皿には七匹しか載っていない。
仲居さんの話では、
「調理している最中に、雄が一匹逃げ出してしまって。
 申し訳ありません。今、変わりの雄蟹を茹でております」

との事。
ほえ~、蟹ちゃんも命がかかってるからなぁ(^-^;
しかし、それだけ生きのいい蟹を使っているという事ですな。


『飴源』雌のツガニ姿煮

まずは、雌蟹から頂く。
実は、この時期(訪問したのは11月)にこちらを訪れたのは
この雌のツガニを味わう為だった。
何故かと言うと……


『飴源』雌のツガニの内子と味噌

ツガニの雌は、秋の産卵期になると内子(卵巣)を持つからだ。
このツガニにも、たっぷりの内子が入っていた。
濃いオレンジ色の内子は、栗のようにホックリとして甘い。
黄色い蟹味噌もふんだんに入っていて、こちらはとろける食感で濃厚な旨み。
どちらも美味し~い!

内子と味噌を堪能した後は、
ハサミや蟹スプーンを使い無心に蟹身をほじって食べる。
蟹食べてると、皆、無口になるよね(笑)。


『飴源』雄のツガニ姿煮

そうこうしていると、逃げ出していた雄蟹の代わりが一匹到着した。
お仲間が逃げ出したせいで、かわいそうに君が茹でられちゃったのね…。
でも大丈夫。
お姉さんが美味しく食べて、成仏させてあげるよ(笑)。


『飴源』「かにめし」「かに寄せ汁」「香物」

コースの〆は、「かにめし」・「かに寄せ汁」「香の物」が。


『飴源』かにめし(1人前)

蟹飯、美味!
米の一粒ひとつぶに蟹の旨味が染みている。
ふぁ~、幸せ.+:。(´ω`*)゜.+:。


『飴源』かに寄せ汁

そして、この蟹汁のまた旨い事!
澄んだ汁に沈殿したフワフワのおぼろは柔らかく、
汁にもおぼろにも蟹の味が凝縮されている。
生のツガニを潰し、その濾し汁で作るという調理法はちょっと残酷かもしれないが、
このお汁は外せない美味しさだ。


『飴源』果物

最後に「果物」が出て、コースは終了。
甘柿樽柿(樽抜きし、渋を抜いた渋柿)・むべ・キウイの盛り合わせだ。
「むべ」って初めて食べた。
種の周りのゼリーを食べるので可食部は少ないけど、甘いのね。
樽柿も軟らかくて甘かったなぁ。


美味しいお料理ばかりで大満足。
また、女将さんと仲居さん、どの方も説明が丁寧で接客が柔らかく、
味以外でも満たされる部分の多いお店だった。
連れてきてくれた両親に感謝。
ごちそうさまでした!


『飴源(あめげん)』  [食べログページ]
0955-56-6926
佐賀県唐津市浜玉町五反田1058-2
(浜崎駅から2,896m)
11:00~21:00
定休日 第1第3第5火曜日(祝祭日のぞく)
駐車場 有(お店の道向かいと斜め向かい)


【 公式HP 】
http://www5.ocn.ne.jp/~amegen/


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tag : 飴源 ツガニ モクズガニ 山女魚 摘草料理 唐津

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